第21号 社長と一緒に会社のことを真剣に考える社員を増やす

━━ <社長と一緒に会社のことを真剣に考える社員を増やす> ━━━
発行:株式会社スコラ・コンサルト 中堅・中小企業サポートグループ
      【経営者.com】⇒ http://www.keieisha.com

「経営者.com」は、「社員を主役にする新しいトップダウンの形」を
目指している経営者の ために、5名のプロセスデザイナー(組織風
土改革の専門家)がお役に立つ情報をお届けしてまいります。


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         ■第21号 2008.07.14■

「経営者.com」より、メールニュースをお届けします。
今回のコラムは、プロセスデザイナー・岡村衡一郎がお届けします。

対話を通じた機会に「仕事の目的と自らの役割を深く考えること」は、
トップや社員にとってどのような変化と成長を促したのか。
いくつかの事例を通じて、読み取っていただければと思います。


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  △▼ 「突破口は、総業務時間の25分の1の対話」 ▼△
             
                プロセスデザイナー 岡村衡一郎
【プロフィール】⇒http://www.keieisha.com/category/1155202.html
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■3社3名のさまざまな変化

 まず、3社3人の社員の方々の変化を紹介します。
この社員の皆さんは、風土改革の推進役(世話人)でした。風土改
革に取り組む前、彼らは下記のような思いや考えをもっていました。


 ●A社のNさん
  「自分は年下だから、上司や年上の部下に遠慮して、言いたい
   ことも我慢していた」

 ●B社のOさん
  「社長だからできて当然。社長のできる事を拡大解釈をして、
   社長が困っていても助けなかった」

 ●C社のFさん
  「何でも、一人で解決できると思っていた。まわりにもそれを
   望んでいた」


 この皆さんは、トップから見れば、少しクセのある個性豊かな人
たちでした。不平・不満は言うものの、仕事では実績を出し、自部
門ではリーダー的な役割を担っています。その反面、トップの悩み
の種になる存在でもありました。例えば、方針や施策を実行しよう
とする際、ブレーキ役になってしまうことです。トップからすると、
“経営がめざす事と、逆方向にひっぱられる感覚”を感じるのです。
いつも本音で行動するぶん、仲間からの信頼は厚い。だからこそ、
その人たちの本気度や納得度がまわりに影響し、時としてブレーキ
役になってしまうのです

 「中途半端な理由では、この人たちは本気では動いてくれない」
とわかっているものの、なんとかこの社員たちに「会社の将来をつ
くる役割を担って欲しい、果たして欲しい」というのが、トップの
思いでした。


■何が変化を促したのか

 先に紹介した3人は、今、トップにとって頼れる存在であり、仲
間からもリーダーとして信頼を得て活躍しています。彼らの今の思
いを紹介しましょう。


 ●A社のNさんの変化
  「年齢に関係なく、正しいと思ったことは、遠慮なく伝えてい
   こう」
 
  Nさんは、トップの後押しで実施された異世代間の話し合いの
  場で、自分の考えを肯定してくれる仲間の存在に気づいたので
  した。

 ●B社のOさんの変化
  「社長にもできないことがあって当然。それを自分たちが
   フォローすればいい」

  Oさんは、社長を「全部自分で決めたい人だ」と思っていました。
  でも、話し合いの場で社長が初めて自分が苦手なことを話して
  くれたとき、社長にもできないことがあって当然だと思えたの
  です。

 ●C社のFさんの変化
  「まわりが協力してくれると、自分が考える以上のことができ
   る。問題は宝の山だ。チームワークで壁を乗り越えられる」

  Fさんは、自分の意見に反応をしてくれる人はいないと思って
  いました。けれど、若手社員との対話の場でFさんの意見に対
  し、「もっとこうすればよくなるんじゃないか」と言われ、
  その意見に耳を傾けたことが変化のきっかけでした。


 どの事例も、いちばん変化を促進したのは、腹を割った話し合い
の中で、自分が想定していた事とまわりの人の反応の違いがあった
事でした。
 「きっとこう返ってくるだろう」という相手へのレッテルや自分
の思い込みが、まわりの人の強みを引き出しながら前に進めていく
ことにブレーキをかけていたのです。
 
 話し合いに費やしたのは、総業務時間の”25分の1”。その話し
合いを通じて、自分の役割を再認識すること、そして、社長も含め
たまわりの社員を、お互いが”チームのメンバー”として関わって
仕事をしていくことにつながっていったのです。

                       (次回に続く)


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第22号は、引き続き、プロセスデザイナー岡村衡一郎がお届けいたします。
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━━ <編集後記> ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

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