━━━━ 社長と一緒に会社のことを真剣に考える社員を増やす ━━━━
━━━━━━━━━━━━ 第4号 2007.6.29 ━━━━━━━━━━━
発 行−株式会社スコラ・コンサルト 中堅・中小企業サポートグループ
【経営者.com】⇒ http://www.keieisha.com
「社員を主役にする新しいトップダウンの形」を目指している経営者の
ために、5名のプロセスデザイナー(組織風土改革の専門家)がお役
に立つ情報をお届けしてまいります。
第4号は、プロセスデザイナー高木穣がお届けいたします。
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はじめまして。高木穣です。
私のプロフィールはこちらをご覧ください。
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▼△▼ 第4号 「トップダウン経営の限界とその打開策−4」 ▼△▼
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トップが考えたものを上からの一方的な方針提示によって組織を動かす(こ
れを「トップダウン経営」と呼んでいます)ことに問題があると思っていま
す。
その理由は2つです。
(1)方針に対する社員の納得感が形成されないため、方針が徹底されない、
そして実行もされない。
(2)現場で本当に問題になっていることが取り上げられず、先送りされてし
まう。(時間がたつと大きな問題として顕在化してくる)
(1)の状況を感じると、トップはなんとか方針を徹底させようと、より多く
のメッセージを発信しようとします。
しかし、ここで見られるのは一方通行の伝達、つまり社員をなんとか説得し
ようという態度を強めてしまうことにつながります。
それでは、なかなか方針は伝わらず、思うように社員は動いてくれません。
それは、トップが社員に方針を丁寧に伝える努力をこれまであまりしてこな
かった機会不足もありますが、それよりも大きいのは、出される方針と現場
での感覚のズレです。
このズレをなんとかしないと方針はなかなか伝わりません。
(2)に関しては、トップの方々は「そんなことはうちにはないだろう」と感
じるかもしれません。
しかし、社員間でのみ共有されている問題認識はどこの会社にも少なからず
あるものです。
社員は、そのことに触れられずにおりてくる方針に、違和感を覚えます。
そのことがますます方針を伝わりにくくします。
さらには、トップダウン経営が強い会社では、「方針を理解している」よう
に振舞わないとだめな奴と評価を下されるような雰囲気があります。
だから、ますます方針に対する疑問は表面化されることがなく、多くの社員
の心の中に潜在化してしまい、本気で実行しようとする社員も少なくなりま
す。
ですから、メッセージを強めることだけでは根本的な問題解決につながりま
せん。
では、どうすればよいのでしょうか。
その処方箋の一つが、「対話の場」を増やすことにあります。
人との率直なやりとりは、自分の「理解」や「納得」を高める作用がありま
す。
人は率直に自分の「気持ちや意見」を互いに出し合うことができれば、たと
えそこに乖離があったとしても、それを埋め合わせようとします。
それは、トップにとっての「方針」、社員にとっては現場で感じている「日
々の問題認識」でも同様のことが言えます。
なぜなら、ほとんどの人が、納得して仕事に取り組みたいと思っているから
です。
しかし、やっかいなことに「率直な気持ちや意見をやりとりできる場」は、
指示命令ではつくりにくいのが事実です。
それには先ず、社員たちに「率直に気持ちや意見のやりとりをしていいんだ」
と、感じてもらわなくてはなりません。
そのためには、トップ自身が役員や社員たちと「率直に気持ちや意見のやり
とり」をする姿を見せることが大事になります。
人は、ほとんどの場合、人のやっている姿をみることによって、新しい行動
を獲得しているからです。だから、まず見せる必要があります。
また、トップと社員の対話がうまくいくケースは、トップの方が次のような
考え方を持っていることが多いようです。
「トップ自らがやれることには限界がある。」
「社員にも考える力がある、納得さえすれば自ら進んで行動していく存在で
ある。」
こんな基本姿勢で社員とできる限り率直な話しができれば、会社には「対話
の場」が増えていきます。
そうすると、会社が方針のもとに1つになるべく進化を始めます。
「トップ自らが方針を掲げ、それに向かって部下たちを使う」という考え方
から、「対話によって方針を共有することで、社員は自ら考え行動する」と
いう考え方に転換することが、今日の経営に必要だと私たちは考えています。
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第5号は、プロセスデザイナー岡村衡一郎がお届けいたします。
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━━ <編集後記> ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
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