第3号 社長と一緒に会社のことを真剣に考える社員を増やす

━━━━ 社長と一緒に会社のことを真剣に考える社員を増やす ━━━━
━━━━━━━━━━━━ 第3号 2007.6.15 ━━━━━━━━━━━

発 行−株式会社スコラ・コンサルト 中堅・中小企業サポートグループ
【経営者.com】⇒ http://www.keieisha.com

「社員を主役にする新しいトップダウンの形」を目指している経営者の
ために、4名のプロセスデザイナー(組織風土改革の専門家)がお役
に立つ情報をお届けしてまいります。

第3号は、プロセスデザイナー高橋秀紀がお届けいたします。

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はじめまして。高橋秀紀です。

私のプロフィールはこちらをご覧ください。
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▼△▼ 第3号 「トップダウン経営の限界とその打開策−3」 ▼△▼
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──────────── 社員と話せない! ────────────

社長「最近、どう調子は?」
社員「は、はい・・、まずまずですが・・」(調子って聞かれても困るなぁ)
社長「そうか・・、それなら頑張って・・・」
社員「・・・」(何しに来たんだろう?)

「現場を回り、社員と話をするように努力しているのですが、手応えがない
というか、なかなか上手くいきません」

一年前、こんな悩みをA社の社長から打ち明けられました。

A社は、精密機器メーカーであり、社長は創業者である実の父親から経営を
譲り受け、3年前に2代目の社長に就任しました。

創業者は自他共に認める技術者であり、顧客からも技術力が評価され、量産
品よりも受注特殊品を主力に業績を伸ばしていました。
一方、社長は、大手企業の管理部出身であり、A社の技術に関わる知識は無
く、さらには次男だったということもあり、事業を継承する準備がほとんど
できていない状況下での社長就任となりました。

「自社は技術力を強みにしている会社、しかし自分には技術力はない。だか
らこそ技術をもっている社員が主役になるような会社を目指そう!」
これが、社長が最初に目指した会社像でした。

「現場を回り、社員と話をする」これが最初の一歩だったようです。

しかし、現実は「現場を回っても何をして良いのかわからない」「社員と何
を話して良いのかわからない」という理想と現実のギャップの連続でした。

「社員が主役になるような会社」を目指すためには、「社員の考えを十分に
引き出し、それを経営に活かしていく」ことが重要だと理解はしているもの
の、社長は以下のような価値観を拭いきれずにいました。

それは、
@トップは一人で答えを出すものである
Aトップは社員に弱みを見せてはいけない
Bトップは「何でも出来る人」と社員から期待されている

この3つの価値観が、社員側に歩み寄れない、そして社員から見ると遠い存
在の社長に思える要因になっていました。

悩みに悩んだ末、この状況を打開したのは、社長の世話人への一言でした。
それは「自分ひとりでは出来ることに限界がある、一緒に考えて欲しい。」

それから、社長と世話人が一緒に「A社をどんな会社にしたいのか」をじっ
くり時間をかけて話し合っていきました。この話し合いを通して、社長の
「こだわり」、そして「得意なこと」などが、徐々に明らかになっていきま
した。

そのこだわりとは、「一人ひとりの働き方は違っても良い、その中で自分に
とっての働きがいを見い出し、できる限り永くA社で働いて欲しい」

得意なことは、「今までの人事のキャリアを活かすことでの人材育成」とい
うことでした。

その後、社長の現場での社員との話し方は大きく変わっていきました。

社長「Cさんが担当した○○製品、期日通り納品できたようだね」
社員「大変でしたが、何とかやりとげました」
社長「本当にありがとう、忙しそうだったもんね〜」
社員「そうなんですよ〜。○○は・・・・・・」

今では、「現場では、社員が働きがいを見出せているのかを見る」そして、
「社員自身が働きがい見出せるように相談相手になる」
これが、社長の最も大事な仕事だと確信するように至ったそうです。

社長だって1人の人間、「こだわり」や「得意なこと」を基点に経営する。
こんな考え方も大事なのではないでしょうか。

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第4号は、プロセスデザイナー高木穣がお届けいたします。

▼△▼ 第4号 「トップダウン経営の限界とその打開策−4」 ▼△▼
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━━ <編集後記> ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

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