会社を変えるとは?

「会社を変えよう」とか「変革」という言葉が昨今いろいろなところで使われています。果たして「会社を変える」ということは、一体どういうことをいっているのでしょうか。

さて、ここでみなさんにひとつ質問です。
「ご自身の会社を振りかえってみて、3年前と比べて会社は変わったと思いますか?」

まぁ変わったといったら変わったともいえるけど、「うちの会社は変わった!」とははっきりいえないなぁと感じる人は多いのではないでしょうか。

私たちは「会社が変わる」「変革が実現する」とは、従来のその組織が持っていた中心的なパラダイム※が変わるということだと考えています。

※パラダイムとは
〈現代用語の基礎知識〉によると「共有された一連の仮説。疑う余地のない暗黙の了解」。

ですから、表題の「会社を変える」というのは「その会社の多くの人が意識の中にこれまで持っていたパラダイムを変える」ということです。

会社はいろいろな次元でのパラダイムを持っています。
「こうすれば売り上げが伸びる」「管理職はこうあるべきだ」「部下とはこういう風に使うもの」などなど。

その中でも組織運営に大きな影響をもたらすのが「儲け方」に関するパラダイムです。別の言い方をすると、「顧客に提供する価値」に関するパラダイムということもできます。

『代理店を指導し、時にはプレッシャーやキャンペーンをかけ、商品を売らせる』メーカーから、『代理店と一緒になって顧客満足のことを考え、売り方を考える』メーカーへの変貌。

『新車売ること』が最優先の自動車ディーラーから『固定客を確保すること』を最優先とする自動車ディーラーへの変革。

これを実現することが、パラダイム転換=変革の事例として挙げられます。

ここまでの話ですと、ただの戦略転換ではないかと思う人もいるでしょう。一見すると「戦略転換」です。

違いはその戦略転換をどんな価値観に基づいて行っているかです。

トップの方で新しい戦略を描き、その戦略転換が可能になるため設計図を描き、そのとおりに社員が動き方を変えるように促していくのは単なる「戦略転換」です。

「パラダイム転換」では、戦略転換と同時に働いている人のパラダイム(無意識の前提)を変えているということです。

つまり戦略を立てる人がパラダイム転換しているだけではなく、新戦略の実行者である社員のキーマンに関してもパラダイム転換あるいは主体的にパラダイム転換の準備が出てきているということです。

私たちが行っている風土改革は、トップと社員のキーマンたちが一緒になってパラダイム転換を実行していく作業とも言えます。

To be continued