初めて生まれた仲間意識−社長の言葉より仲間の言葉

職人気質の人が多く、トップの方針もスムーズに通らない、社員もお互いコミュニケーションがほとんどない。そんな状況を打破しようと、社長自ら「対話」を中心に会社をよくする活動に取り組みました。

世話人が中心となり、ところどころでオフサイトミーティングや飲み会を開催。少しずつ社内の会話も増え始めたかなという頃、一人の重要な戦力である社員が退社を表明したのでした。

社長はなんとか説得してとどまってもらおうと試みますが、本人の意思は変わりません。

その社員の退職日当日、その社員が辞意を撤回しました。しかも、前向きにこの会社での仕事に取り組もうという意思も見えたのです。

その変化の原因は、同じ職場の二人のメンバーからの声かけでした。このメンバーは本人のことを心配して、いろいろ話をしたようでした。

社長も「うちの会社でこんなことは初めてだ」と驚いていました。それと同時に、やはり社長の言葉より、仲間を思う仲間の気持ちの方が大きいのか、と改めて感じられたようです。